前のブログで、
「我マンションはとんでもなく安かった」
と書いたが、訳がある。
30年前というと、「バブル時代」の後半。
あの当時は
「財テク」という言葉が流行っていて、
誰もが「小金持ち」の気分になれた。
地価は絶対に下がらないという
「土地神話」が信じられていて、
「雨後のタケノコ」のように
マンションが次々と建てられた。
その中には間取りが、
ワンルーム、1LDK、2DKという
投資用のマンションも建てられていた。
そう、我マンションはそのひとつ。
この手のマンションは値段も手頃だし
あっという間に、完売だったでしょうね。
ところが「バブル崩壊」が始まり、
「土地神話」は見事に砕け散った。
地価も建物価格も急降下!
このマンションの投資家は
殆どが賃貸にしているが、
中には早く手放したい人もいた。
私が購入したのはそんな物件。
販売価格は既に当初の半分以下、
それを更に値段交渉し、
10%値引きしてもらった。
そんなマンションなので、
入居者の70%が賃貸だ。
もちろん管理組合もなく、
管理事務所が管理をしている。
もし
「中古マンション購入チェックリスト」があったら
間違いなく最低レベルだろう。
こんな「バブルのおき土産」のようなマンションは
全国に結構あると思う。
立地条件がよければ、
安く買って「賃貸」にするという
「不労所得」もできるが、、、
それよりも、
各地方自治体あたりが安く買取って、
住居が必要な人達に
格安で提供する
という事はできないのだろうか、、
「空き家対策」にもなるし、
人って、
「食べられる環境」も大切だが、
「生活をしていく場所」も大事だと思うが、、
そう言えば、
「バブル時代」の貯金で買ったんだ、
このマンション。
あの時も貯金がゼロになったなぁ。
だから、
「雀の涙」の年金と
どこにも足りない老後資金